料理研究家を目指しているお子様をお持ちの保護者の方へ
食は生きていく上でとても大事なこと
料理研究家は食に関するプロフェッショナルです。
お金を出せば何でも食べたいものが食べられる現代では、食に関しての関心が高く、はるばる出かけてきて名産のものを食べるとか、インターネットでお取り寄せをするのも当たり前になりました。
「人は食べているもので作られる」と言いますが、口に入れて消化し身体の一部になっていく食物は命の源です。
その食材を使って季節感のある料理を振る舞ったり、行事では家族総出で料理を作ったりする習慣は続けていきたいですね。
料理研究家は、ただ食べるだけではない食事の大切さを伝える素晴らしい仕事です。
料理番組一つ取っても旬の食材を使った料理が紹介され、糖尿病食や高血圧食など、命を守るための献立も紹介されています。
料理研究家の仕事のやりがいは、美味しい料理を出来るだけ多くの人に楽しんで貰うことです。
そのためスピードアップできる調理法や、栄養価を逃さない工夫、安い食材でお腹いっぱい食べられる献立など色々な視点で料理を考えて提案していきます。
食べることを楽しく健康的にするには料理研究家の存在が欠かせないのです。
仕事は年齢に関係なく続けられる
料理研究家のメリットは定年が無いことです。
それどころか年齢が上がることがメリットで、料理の腕も磨きがかかり尊敬されて、色々な人に、「あの料理研究家のおかずが食べたい」と言わせるほどです。
最近面白いのは、料理研究家として活躍してきた人たちの二世が、料理研究家として活躍していることです。
料理研究家は実力の世界なので、有名人の子供というだけではやっていけません。
ところが活躍している全ての二世料理研究家は素晴らしい実力を持っており、独自の個性も出しているのです。
これは幼い頃からの環境のなせる技でしょう。
料理に関していつまでも関心と好奇心を持ち続けて、何歳になっても仕事を楽しめます。
色々な働き方ができることもメリットで、テレビ出演をしなくてもレシピだけ考えたり、インターネットで発表して本にするなどで仕事をしている人もいます。
また料理研究家には料理を伝えていく使命もあります。
各地に残る郷土料理を紹介してレシピが無い物の材料を調べてレシピに仕上げたり、廃れてしまった料理を復活させて、レシピの保存や改良を行ったりする文化的な活動も行えます。
人は何か食べないと生きていけません。
食べることを工夫して少しでも楽しく美味しく、思い出に残る食卓を囲めるお手伝いが出来るやりがいのある素晴らしい仕事なのです。